1.夢見る家



私は幼い頃から「家」全体が好きで、特に空間や間取りが好きです。常に何かを描いており、よく人や植物などを描いていましたが、とりわけ間取りを想像して描くのが好きでした。大人になった今でもチラシや雑誌に家が載っていたら必ず注意深く見ますし、CMで好みの家の外観やお部屋があるとすぐに写真を撮ります。住居の近くにモデルルームのエリアがあるので、毎日通勤時に見てはうっとりするのです。


2.自由な家


時間があれば間取りを描き、理想の家を作り上げています。古民家の土間スペースをマンションに、防災の強い間取り、木造の平屋の一部にタイル貼りの部屋、階段を大きく広く取り、そこに座って壁に映した映画が見られる家など様々なことを考えるのが好きで描いてきました。考えるときに一つ条件があり、決して「広い家」にしないことです。土地が狭い日本で、海外のような広い芝生の庭付き、プール付きの家は難しいので、狭くてもそれを武器にできる、狭さを楽しめる間取りを心がけています。


3.楽しめる家が一番


家族が成長するにつれ、家のあり方も変わります。子どもが増えると子ども部屋、親が年を取るとバリアフリーや水まわりのリフォームなど、人と一緒に変化していくのが家です。これは一軒家でも集合住宅でも同じで、将来を見据えてリフォームができる家作りが大切だなと思います。人生を楽しめる家が一番素敵だなと思います。